見に行く前の判断

大分県の台風対策の案内は、大雨や強風が治まるまでほ場の見回りを行わず、治まった後も増水した水路など危険な場所へ近づかないよう示しています。作物が気になるから見に行くという順序で、仕事の優先を決めないための基本になります。

天気予報や自治体からの情報を見て、現場の責任者がどの時点で予定を変えるかを話せます。出発する人、別の場所で作業する人、応援に来る人にも伝わる方法を決めます。連絡を送ったことだけで全員が知っていると見込まず、必要な相手の返答まで扱います。

止める作業が決まったら、集合や移動の案内を更新します。既に移動を始めた人がいる可能性もあるので、同じ予定表を書き換えるだけで終えないことです。作業場所の安全が分からない時に、新しい写真を撮るためだけの見回りを頼む必要もありません。

屋内でできる仕事へ切り替える場合も、その場所や移動の安全を前提にします。記録を読む、出荷先へ連絡する、翌日の役割を相談するなど、現地へ行かずに進められる作業を考えます。何かを行うこと自体を目的にして、危険な場所へ人を向かわせないようにします。

その後の予定を組み直す

例えば、予定した収穫を行えず、納品の見通しも変わる場合は、その時点で分かる内容を取引先へ伝えます。確定していない代替日を約束するより、何を確かめた後に次の連絡をするかを示せます。収穫できなかった範囲と、既に出荷の準備がある物も区別します。

作物や施設の状態を調べる時期と方法は、気象情報や現場の安全を踏まえて決めます。雨が止んだという一つの理由だけで、全ての区画へ入れるとは考えません。被害がある場合の扱いも、地域の関係機関や現場の管理者へつなぎ、記事の一般例で決定しないことです。

再開する時は、元の予定を全部詰め込む前に、今行える作業と必要な人や機材を並べます。期限の近さだけで順番を決めず、ほかの作業の完了を待つ所、状態を見てから判断する所を残します。担当者が疲れたまま追加作業を引き受ける前提にもせず、体制を相談します。

変更した予定には、何を基に決め、次にいつ見直すかを添えます。その日の判断を記録しておくと、後から天気のせいという一言にまとめず、連絡や段取りのどこを変えられるかを振り返れます。予定を守ることと同じくらい、条件が変わった時に組み直す仕事を見える形にします。